Excel で和暦と西暦を変換する方法と、改元の前後で間違えやすい日付
生年月日や契約日を和暦で書く書類と、西暦で扱うシステムの間で、日付の書き方をそろえる場面はよくあります。Excel で日付を和暦で表示する方法と、改元の前後で間違えやすい日付をまとめます。
西暦の日付を和暦で表示する
セルに日付(2024/1/2 のように Excel が日付と認めた値)が入っていれば、表示の形を変えるだけで和暦になります。
- セルを選び、「セルの書式設定」(Ctrl+1)を開きます
- 「表示形式」の「日付」で、カレンダーの種類を「和暦」にし、表示の形を選びます
「ユーザー定義」で書式を直接書くこともできます。g が元号、e が和暦の年です。
| 書式 | 2024/1/2 の表示 |
|---|---|
ggge"年"m"月"d"日" | 令和6年1月2日 |
gge"年"m"月"d"日" | 令6年1月2日 |
ge.m.d | R6.1.2 |
表示ではなく和暦の文字そのものがほしいときは、TEXT 関数を使います。A2 に日付があれば =TEXT(A2,"ggge年m月d日") で「令和6年1月2日」という文字になります。
「元年」と表示する
そのままでは令和の最初の年は「令和1年」と表示されます。Microsoft によると、Microsoft 365 や Excel 2019 以降などでは、セルの書式設定の「日付」で、カレンダーの種類を和暦(日本の天皇の統治)にしたときに「元年」で表示する設定を選べます。ただし、この表示は書式による見た目なので、TEXT 関数でセルを参照すると「元年」にならない場合がある、とされています。
改元の前後で間違えやすい日付
元号は年の途中で変わります。境目の前後は、同じ年でも元号が違うので、書類や名簿で取り違えが起きやすいところです。
| 西暦 | 正しい和暦 | よくある誤り |
|---|---|---|
| 2019年4月30日 | 平成31年4月30日 | —(平成の最後の日) |
| 2019年5月1日 | 令和元年5月1日 | 平成31年5月1日 |
| 1989年1月7日 | 昭和64年1月7日 | —(昭和の最後の日。昭和64年は 7 日間だけ) |
| 1989年1月8日 | 平成元年1月8日 | 昭和64年1月8日 |
ほかにも、次のような取り違えがよく起きます。
- 和暦の年をそのまま足し引きする:「平成30年の 2 年後」は令和2年(平成32年ではない)。年齢や勤続年数は西暦に直してから計算します
- 略した書き方の元号:「S」は昭和、「H」は平成、「R」は令和。「T」(大正)と「M」(明治)は高齢の方の生年月日に出てきます
- 明治 5 年以前:日本が今の暦(太陽暦)に変えたのは明治 6 年からで、それより前の和暦の日付は旧暦です。西暦の同じ月日とは一致しません
文字で入った和暦をそろえる
名簿の生年月日が「昭和55年3月3日」「S55.3.3」「1980/3/3」のように、人によって違う書き方の文字で入っていると、Excel の書式だけではそろえられません。このサイトの和暦・西暦の一括変換は、こうしたばらばらな書き方を読み取り、西暦(2024-01-02 など)や和暦(令和6年1月2日など)の決まった形にまとめて直します。
- 「平成31年5月1日」のように改元のあとの日付を前の元号で書いたものは「令和元年5月1日」に直し、その旨を知らせます
- 2月30日のような存在しない日付や、元号の始まりより前の日付を見つけます
- 生年月日から、基準日の時点の満年齢の列も足せます
名簿の CSV を読み込めば、そろえた列を書き足した CSV を保存できます。読み込んだ名簿はどこにも送信しません。
参考にした資料
- Microsoft サポート「日本の元号の変更と元年」:和暦の表示、元年の表示の設定と対応する版、TEXT 関数で参照したときの注意